着物のデザインには無限の可能性があります。今回、隈取りの形をモチーフにした絵羽を染められないかという新しい試みを始めました。そのプロセスを少しご紹介します。
A4サイズの下書きから実寸大へ
まずはA4サイズの紙に下書きを行います。この段階で、全体のバランスや隈取りの形状を練り上げます。その後、格子の補助線を引きながら実寸大へとデザインを起こしていきます。

実寸大にして見える違い
下書きの段階では「良いデザインができた!」と思っていても、実寸大にしてみると少し違う印象を受けることがあります。遠目から見た時のバランスや細部の調整は、ここで重要なポイントとなります。

柄と色の選定に向けて
さらに、柄や色をどのように組み合わせるかという決定も控えています。この部分が着物の印象を大きく左右するため、時間をかけて丁寧に進めています。染めの工程に入るまでには、もう少し準備が必要です。

新たな試みがどのような形に仕上がるのか、自分自身もとても楽しみです。この工程の続きや完成した絵羽の様子も、またご紹介しますのでお楽しみに!